先輩看護師の申し送りを参考に

看護師の申し送りは限られた時間内にしっかりと次の勤務者に情報を伝えなければなりません。ただダラダラと話していては看護業務に支障が出ますので、効率良くスムーズに終わらせるようにしたいものです。

しかしながら、この申し送りが苦手だという看護師は多く、毎回緊張してしまってうまくできないといいます。申し送りをスムーズにわかりやすくするための方法がありますので、これを参考にして申し送りを行ってみてください。

まず、伝えたいことの順序を工夫してみましょう。結論や一番伝えたいことを最初に話すと良いです。その後に、いきさつなどの説明をすると聞く人もわかりやすいと感じるでしょう。

話したいことは、前もってメモにまとめておきましょう。そうすることで伝達漏れも防げますし、正確に伝えることができます。そして、あった出来事をダラダラ話すのではなく、状態をカテゴリ別に説明すると伝わりやすいです。

例えば、「朝8時に◯◯号室の□□さんを診たところ、△△でしたが・・・」とすると長くなりますが、「血圧は〇〇でした」「体温は〇〇でやや低め」「排泄なし」というように状態を項目ごとに分けて説明すると良いでしょう。

先輩看護師の中には、申し送りがとてもわかりやすくて上手だという人が必ずいます。あの先輩の申し送りは聞いていてわかりやすいなと思ったら、その先輩の申し送りを真似てみましょう。わかりやすい点はどこか、自分が聞いていて良いなと思ったところはどんなところかをチェックし、その部分を真似、自分の申し送りのスタイルにしていきましょう。