看護師の申し送りは、言葉で伝えることの他にパソコンを使ったりノートを使ったりしていることが多いようです。ここでは、申し送りノートの書き方についてまとめておきましょう。
申し送りノートは情報共有するためのものですから、誰が見てもわかりやすいようにまとめなければなりません。長い文章がつらつらと書かれていると、最初から最後まで読まなければなりませんし、知りたい情報がすぐに取り出せないのは忙しい看護の現場ではやりにくいものです。
申し送りノートをわかりやすく書く方法ですが、まず時系列で分けて書くことです。口頭で伝える時は結論を先にするのが良いのですが、ノートに書く場合は時系列順にしておくと後任者にも状況がわかりやすくなります。
そして時間や数値は具体的に書くようにしましょう。例えば、「◯時◯分に□□の点滴△mlを投与」と記入しておけば、誰が見てもわかります。
また、事実と所感は分けて書きます。口頭で伝える時もそうでしたが、ノートに書く場合も所感は最後です。時系列順に事実を書いた後、最後に「私はこうした方が良いと思います。」とか「あくまでも憶測ですが、◯◯ではないでしょうか。」という風に記入しておけば、後任者が事実と所感を混同することはありません。
申し送りノートに使えるテンプレートがいくつかありますので、こういったものを利用すれば誰が見てもわかりやすく、情報共有しやすいのでおすすめです。ただし、ノートによる申し送りは、担当者が記入すべきことをしないこともあるため、情報が未達となる可能性があります。申し送りの書き方ルールを決めておくとこういった不安は無くなります。